塾選び(2)

 小学生は7時頃には塾が終わっているので、そんなに時間も体力も大変ではないでしょう。スポーツなどと両立も十分できます。なので、塾に通う習慣と学習の習慣を長めの期間で身につけることができます。このことに関しても塾を早く始めるのはメリットになります

 中学生は夜の時間を塾に使うことを考えなくてはなりません。部活やスポーツクラブなどとの両立はかなり大変です。家に居るときは自分の時間が少なくなるでしょう。中学1年の途中以降に塾を始める人は苦労が伴います。しかし、成績を上げたいとなると頑張るしかありません

 さて、まずは塾選びのときに、全体授業があるタイプが良いのか、個別指導のタイプが良いのかを考えます。結論を言うと、その人の考え方によります。理解が速い人も遅い人も、周りの人と比べて自分はどうなのかと見ることは実は大切です。特に「自分はまだまだなんだ。」と思うことは発奮材料になります。全体授業で講師が問題を解くときのコツや気をつけるところをいろいろ話すことも生徒にとって利益になります。

 しかし、自分のペースで学習したい、自分が理解したことを積み上げて進めたいと考えるのならば、個別指導となります。速く進められる人は自分のペースでどんどんできるのでいいのですが、そうでない人は学習内容が不十分になる可能性があります。テスト期日は決まっています。「あと1週間延ばして欲しい。」は通用しません。テスト範囲の学習がこなせていない人は点数が高くありません。講師は速さにも気をつけて、遅いときには引っ張ってあげる必要があります。

 どちらも一長一短です。そこで向学塾は両方の良いとこ取りをしています。全体授業の後に個別指導のように演習問題をおこなっています。塾生は次の授業までに復習と宿題をして頭に入れておかなければいけません。講師は塾生ごとの速さを把握して、遅いときには早く処理ができるように、そして自分の力で解けるように導きます。(続く)

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